はじめまして こおろぎ ゆきこと申します。
北海道の倶知安町で自然療法のホメオパシーを提案するホメオパスをしています。
そして、さかい まほさんと『おんなの寺子屋』を運営しています。
今回は、わたしの自己紹介です。 すこし長いです。
わたしは、愛知県のまだ自然のたくさん残る新興住宅地で育ちました。
子どものころから動物が好きで、犬をはじめいろいろな動物を飼います。
当時テレビで放映されていた北海道のムツゴロウ王国に憧れ、将来の夢は獣医師でした。
でも、高校で理系科目にあっさり挫折し、東京の文系大学に進学。
動物とはあまり縁のない日々を過ごしましたが、就職活動の話題が出るようになったころから、自分が本当にしたいことは何だろう、と思うようになります。
動物とはあまり縁のない日々を過ごしましたが、就職活動の話題が出るようになったころから、自分が本当にしたいことは何だろう、と思うようになります。
・・・チャレンジする前から諦めてしまった夢。
「獣医師を目指したいので大学を受験させてほしい」と切り出すと父は猛反対。
それでもなんとか許しを得、北海道の獣医学系大学に合格することができました。
動物まみれの大学生活を送るさなか、父のがんが発覚。
その治療をめぐり、内科、外科、放射線科それぞれの医師からそれぞれの方法を提案されます。
わたしたちは、総合的にみて父の現状にはどういう治療が最善か、ということを知りたかったのですが、その問いに添う術は見つけられませんでした。
父は、一度は治癒し社会復帰も果たしたものの再発し、わたしの卒業を待たずしてこの世を去ります。
この件や日々の勉強を通じ、
「現代西洋医学は、その人全体を診ていない、対症療法にすぎず薬も一長一短、病原体とのイタチごっこになっている」
という印象をもたざるを得ませんでした。
獣医師免許を取得した後は、家畜の保健衛生に関わる職に従事します。
ある研修でお世話になった研究者の方に教えてもらったのが、ホメオパシーとの出会いでした。
書店で見つけた本を数冊読んで・・・「これが本当ならすごい!」
調べたら近々、由井寅子さんというホメオパシー博士の講演会があるとのこと。
講演会に足を運び、RAH(現CHhom)というホメオパシーの専門学校があることを知り、入学を決めました。
当時は札幌市に住んでおり、一番近いのは東京本校。
仕事をしながら、月1~2回の週末は飛行機で通学という生活が始まりました。
この後は、結婚、退職、転居、妊娠、新設の札幌校へ転校、転居・・・とめまぐるしい変化が続くことになります。
念願どおり助産院で出産したものの、見知らぬ土地での育児が始まりました。
息子の口まわりに湿疹があらわれたのは、五か月齢になった秋。
「すぐ治るだろう」と思っているうちに、顔中にそして手足や体幹に拡がりました。
しきりにかきむしるので、皮膚はもうぐちゃぐちゃ。
RAH 在学中でしたし薬という選択は全く頭にありませんでしたが、夜中隣で眠る息子がボリボリかきむしるの聞くと、耳をふさぎたい気持ちになりました。
かきむしった鱗片や血液だらけの布団に、朝起きて息をのむことも日常。
でも「痒みが記憶に残らないうちに治る」と決め、レメディを使いながら過ごします。
それよりも辛かったのは、周りの人々の言葉でした。
乳児を連れていると道すがら温かい声をよくいただいたのですが、「大きくなるまで治らないよ」や「かわいそうに」などもしばしば。
言われた言葉一つ一つに反応していたので、心身が疲弊しました。
ただ、いま思い出しても興味深く、当時心強かったのは、「病院へ」という方と同じくらい「病院に行かなくても治った」という方がいたことです。
毎年秋になると悪化する湿疹も成長するにつれ変化し、5歳を迎えるころにはすっかりきれいになりました。
その息子も今や9歳。
あんなにかきむしったはずの皮膚に跡は残っていません。
ホメオパシーを学ぶ前のわたしは、考え方も食生活も合理性や経済性を優先したものになっていたし、仕事ではホルマリンを始め強い薬剤を毎日のように使っていたため、身体にはかなり負担がかかっていました。
レメディのおかげで体調を保っていたと思いますが、女性にとっては母乳もデトックス手段。
息子は、わたしのおっぱいからとった悪いものを皮膚から出していたのかもしれません。
また、息子は予防接種を一切受けていませんが、体調を崩すことがほとんどなく、不調になっても長引きません。
身体を本来のまま保てばこんなに安定するんだ、と事あるごとに教えられるのです。
わたしは、これはだれにも本来備わっている力だと思っています。
薬に頼らざるを得ないこともあるでしょう。
でも、いつも何にでもと便利に使えば、身体はそれをアテにした力しか出すことができなくなってしまいます。
身体を最大限に活かす。
身体が元気だと感情や思考にもその元気が影響していきますし、その逆も然りですね。
ただ、女性は自分をつい後回しにしがちです。
『おんなの寺子屋』は、身体も心もハッピーでいたい!と意気投合したアロマエステティシャンの阪井真穂さんと2017年1月にスタートしました。
その時々にわたしたちの気になった“お題”の講座を催しますが、あなたの知恵や経験をシェアしてもらえたら嬉しいです。
それが、その場にいる誰かの力になるかもしれません。
余分な力が抜けたり、ヒントを得たり、自分を再発見したり、必要な人とつながったり、やりたいことを始めたり・・・、参加したあなたがよりハッピーになるように♪と願いを込めています。
あなたの身体の声、そして本当の心の声に耳を澄ましてみませんか。
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